はじめに
 
 日本人の起源とは、日本列島が大陸と陸続きになっていた時代に狩猟民族が北から南からやって来て住み着いた。その後、氷河時代が来て、氷河時代が終わると、北は北海、南は玄海灘と海になり、日本海ができ、日本列島が誕生する。その当時、大陸から渡ってきた狩猟民族が日本列島に取り残された。この民族が日本の原住民である。
 それから、南方から島をつたって、朝鮮半島(韓の国)から海を渡って、気候に恵まれた日本列島にやって来た農耕民族が住み着く。農耕民族は、九州に上陸し、日光に恵まれた土地を求めて日本列島を北上した。そして、狩猟民族である原住民との争いになり、狩猟民族は北へ北へと追いやられた。こうして、日本は農耕民族によって築かれていく。
 日本語の起源は、原住民である狩猟民族の話しことばから来ている。日本語は、世界でも珍しい特徴があり、というのは、英語や中国語等の文章は、主語、述語、内容という順番であるのに対して、日本語の文章は、主語、内容、述語となっている。世界の日本語といっしょの文章の順番を持つのは、北欧のフィンランド、東欧のハンガリとモンゴル地方の一部族等に限られている。では、日本語は、これらの狩猟民族の流れから来ているとなるとさだかでない。
 最古の日本には、文字らしきものが発見されていない。文字としては、漢文と万葉仮名が登場する時代を待たねばならない。そこで、万葉仮名で書かれた万葉集に注目したい。万葉集や古今和歌集は、五七五七七調で書かれてあり、詩集は単調ではあるが、風景を読んでもそこには恋心が隠されていたりする。日本独特の風流、情緒等が偲ばれる。もちろん、日本語の文字は中国からもたらされ、日本文字へと変化されたのではあるが、日本語は、これらの詩集の五七五七七調のような話し言葉だったのではないだろうか。
 日本の歴史書としては、古事記と日本書記が上げられる。どちらも、天武天皇と持統天皇時代にそれまでの帝記や言い伝えをもとに編集された歴史書である。前半は神代の話、後半は歴代天皇の話となっている。神代の話は、イザナキ、イザナミからアマテラス、スサノヲの話から始まっていて、いかにも日本人が太陽の恵みを大切していたかが窺える。しかも、このアマテラス神話は、農耕民族にとって一番大切な太陽の恵みを讃えている話であり、この神話にちかい話が東南アジアにもあるからである。歴代天皇の話は、神武天皇からとなっている。神武天皇から崇神天皇までの十代天皇は架空の人物ではないかという説もあるが、本書では実在していたことにする。
 いにしえの時代(神武天皇の時代)のことを研究しようとしても、日本語の文字としての歴史はなく、古事記や日本書記に頼るしかない。また、中国の歴史書で日本のことを書かれているのは、倭(やまと)と呼ばれた時代の卑弥呼と邪馬台国のことぐらいである。そこで、空想と推理で卑弥呼や神武天皇の生きた時代を再現してみたいと思います。


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