hatamono あるブロガーの友達に誘われて、宇治市歩こう会に参加してきました。コース日程は、10月21日=京阪交野線河内森駅前に9時30分集合。南山弥生時代住居遺跡標石―菅原神社―交野生き物ふれあいの里(昼食)―源氏の滝―機物神社―JR河内磐船駅。私が何故この歩こう会に参加したか。それは、この地が古代史に出てくる秦氏と関係がある土地柄で、秦氏の古墳があり、江戸時代までこの地に秦氏の子孫が生活していたからです。機物(はたもの)神社は七夕の伝説で有名で、祭神が天棚機比売大神(アマノタナバタヒメ)、織姫です。その他に、栲機千々比売大神(タクハタチヂヒメ)、地代主大神(トコシロヌシ)、八重事代主大神(ヤヘコトシロヌシ)で、コトシロヌシは出雲のオオクニヌシの子です。祭神をみたら、織物や蚕に精通し、出雲の民族とも関係があり、コトシロヌシがミゾクイタマクシヒメのもとに通ってヒメタタライスズヒメを生んだとの説話があり、鉄器の製造にも、その観点から、葛城系・賀茂系の豪族と関係が深かったことが解る。
 最初に、秦氏が日本書紀に登場するのは応神天皇の時代で、弓月君(融通王)が朝鮮半島の南端、加羅から葛城襲津彦の助けを得て、120~127村落の民を引き連れて日本に渡来している。1村落が10人としても1200人以上の人々が渡来したことになる。この弓月君は、秦の始皇帝の末裔と言われ、始皇帝の末子の胡亥が二世始皇帝に着任したが、丞相・趙高のクーデターにより自決し、劉邦の反乱軍により秦が滅亡した。胡亥の一族は山東省から河北省を経て、遼寧省から朝鮮半島の南部に移り住んだと思われます。その地には、殷王朝が周王朝に滅亡された頃、紀元前1,046年頃に河北省にいた韓の人々が、紀元前771年に晋の攻勢により、周王朝が弱体し、春秋時代がはじまる頃、晋によって、韓の人々は陝西省に移住させられた。その頃、朝鮮半島の北部には殷王朝の最後の皇帝、帝辛(紂王)の末裔、箕子朝鮮が存在し、朝鮮半島の南部には辰国が存在していた。そして、辰国は紀元前230年に秦の始皇帝に滅ぼされた陝西省の韓の人々を受け入れ、秦が劉邦の反乱軍で滅ぼされたことにより、秦の人々がこの辰国に移住していった。この辰国も、紀元1世紀頃に、三韓(馬韓、弁韓、辰韓)に分かれる。馬韓を支配していた韓の人々は、最初、辰韓も支配していたが、秦の移住民に辰韓の支配を与え、秦韓とよばれるようになった。この三韓の時代も紀元3世紀頃には、馬韓は百済に、辰韓は新羅に、弁韓は任那になり、新羅にいた秦の人々は、新羅の政権から追い出され、百済を頼り、任那に逃れた。そして、神功皇后の新羅と戦うため、三韓征伐がはじまる。その頃に、弓月君と知り合うのだろう。
 弓月君は、秦の始皇帝から数えて、13世の子孫と言われ、秦の技術、織物、土木、仏閣の建築などを継承し、秦が進めてきた法治国家や中央集権国家を継承していた。そこで、応神天皇が弓月君を日本に渡来させ、前方後円墳のような巨大な御陵を作らせ、仁徳天皇の時代には淀川の治水工事、茨田提を築いている。その頃に河内国讃良郡(現在の大阪府寝屋川市太秦)に土着し、その太秦に近い、交野市倉治にも秦の渡来人が住み着いたと思われる。地元の逸話では、織物神社は1,600年前に、漢人庄員によって開かれたと言われています。この漢人庄員は秦氏のことだと思われます。
 雄略天皇の時代に蚕の生産と絹織物を奨励すれため、秦氏の祖と言われている秦酒公に太秦の姓を与え、秦氏の一族の結集を図り、秦氏の元締めとなった。その頃から、蚕業による財力から、伊勢神宮の創建や各地に稲荷神社や八幡神社の建立に貢献し、酒公より4代後の秦川勝(河勝)は、推古天皇に使えて聖徳太子のブレーンになり、聖徳太子より弥勒菩薩半跏思惟像を賜り、広隆寺を建てそれを安置した。また、四天王寺の建立に貢献し、聖徳太子の要望により、猿楽を奉納したりした。聖徳太子が死去した後、秦久麻に依頼して中宮寺の天寿国繍帳を絵がさせている。天平の時代、聖武天皇が東大寺建立を立案し、娘の孝謙天皇が東大寺の建立を完成させた。この東大寺も、秦氏が関係している。
 その後の秦氏は、財務官僚として活躍し、秦川勝より4代後の秦嶋麿(太秦嶋麿)は、桓武天皇の平安京の遷都に財力と建築、造成に尽力した。秦氏から分かれた氏族としては、官邸に残った惟宗氏、太宰府の大夫を勤め、対馬の守護になった宗氏、秦川勝の子、秦広国が信濃国更級郡桑原郷に領地を朝廷から与えられ、鎌倉時代に土佐に領地を移動させた長宗我部氏、その他に島津氏や朝原氏なども秦氏の末裔です。雅楽の世界では、世阿弥の娘婿、金春禅竹も秦川勝の末裔と言われている。
2012年10月29日

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