紀元前1680年に、現代のトルコにインド・ヨーロッパ語族のヒッタイト語を話す民族が、ヒッタイト帝国を建国した。そして、メソポタミアのバビロニアを滅ぼした。そして、このヒッタイト帝国は、紀元前1285年にエジプトとカデシュの戦いで、3人乗りの戦車を使い古代エジプトに勝利した。
 ヒッタイト帝国が支配していたアナトリア半島では、遺跡から鉄滓(てっさい・鉄鉱石と木炭を熱した時の鉄以外の副産物)が発見された事から、アナトリア半島にはヒッタイト帝国の時代から、鉄鉱石があり、鉄製造技術があった事が分かる。
 日本古来の鉄製造技術として、出雲の国で砂鉄から鉄や鋼にするたたら製鉄があります。このたたらと言う語源を探れば、トルコから東モンゴル地域のダッタン族の言語ダッタン語のタタトル(猛火で熱すること)に当る言葉であり、インド系語族のサンスクリット語ではタータラとなる。鋼の言語はインド系語族のヒンディー語のサケラーに当たり、出雲地方で鋼塊の事をケラという。また、刀の語源はインド系語族のミャンマー語のカタナからきていると言われている。
 このように、イハレビコの時代の金工鍛冶技術は、トルコからはじまり、南方回りと北方回りがある。南方回りは、トルコからインド、インドネシアや中国の折江省から日本へきたルート。北方回りは、トルコから東モンゴル、中央アジアもしくはシベリア南部から朝鮮半島経由で日本にきたルートがある。
 たたら製鉄は、鉄鉱石を木炭或いは薪を使って、炉で燻ります。そして、燻った時に出る一酸化炭素と鉄鉱石が化学反応して、ケラという良質の鋼の塊ができます。その塊を型に入れて、鉄製品を作る製法をたたら製鉄と言います。
2010年5月10日

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